男子

日本

開催国/FIVB世界ランキング12位

植田ジャパンとなって4年目。初年度はアジア選手権優勝、2年目は世界選手権ベスト8と掲げた目標をクリアしたが、2007年はアジア選手権2位、ワールドカップ9位とあと一歩の戦いが続いた。2008年は悲願の北京オリンピック出場権獲得を目指し、若い選手とベテラン選手の融合をはかり最終予選へと臨む。植田監督は就任当時から世界と戦える体力強化、世界の流れである縦横を使った速いバレーを踏まえながら日本らしいコンビネーションバレーを形成することを重点にチーム作りに励んできた。その成果は個々のジャンプ力、サーブ力のアップや、ワールドリーグでイタリア、フランスの強豪国に勝利したことや、ワールドカップで世界王者ブラジルから1セットを奪うなど、着実に現れている。石島・越川と世界に通用する2大エースの活躍と、スーパーエース山本、パワースパイクが武器の清水のプレーにも注目が集まる。


オーストラリア

アジア大陸代表/FIVB世界ランキング11位

2000年に開催された地元シドニーオリンピック開催へ向けて強化が進み、1990年代後半から急速に力をつけてきたオーストラリア。2007年アジア選手権で初優勝を飾り、初出場のワールドカップでは、204cmの大型オポジット・キャロルのサウスポーを活かしたスパイクが炸裂し、ベストスコアラーランキング2位。8位という成績を残した。身長2メートル超の選手も多く欧米諸国にも負けない高さを誇り、セットごとにスタメンやポジションを変えて相手に的を絞らせないバレーを展開する。日本にとってアジアナンバー1を争う最大の強敵になるだろう。


韓国

アジア大陸代表/FIVB世界ランキング16位

2007年アジア選手権は、日本、オーストラリアに敗れ3位。2007年ワールドカップではあと一歩の勝利が掴めず11位に終わった。これまで韓国は三星、現代という国内2強チームの選手が長い間中心となっていた。しかし、2007年より就任したユ,ジュンタク監督は2006年アジア選手権優勝メンバーを解体し、大学生を含む若手を多数起用して世代交代を推し進めた。新チームの柱として期待されるのが、イ,ギョンスとムン,ソンミン。ギョンスは若いチームの中で経験豊富な大型エース。200cmの長身を生かした豪快なスパイクで、2007年アジア選手権ではスパイク賞を獲得した実力の持ち主だ。一方のソンミンは現役大学生ながら、オポジットに抜擢された期待の若手選手。高いジャンプ力を生かした思い切りのよいスパイクでチームの得点源となっている。


イラン

アジア大陸代表/FIVB世界ランキング26位

2006年世界選手権では21位、2007年アジア選手権は5位と思うような成績が残せなかったイランだが、ロシアナショナルチームを率いた経験のあるガイッチ監督がチームを牽引し、北京オリンピックの出場権を狙う。200cm超の選手が多く揃うイランは高さが武器のチーム。2004年アテネオリンピック最終予選ではフルセットで日本を破った経験もあり、決して油断のできないチームだ。


タイ

アジア大陸代表/FIVB世界ランキング28位

これまでバレーボール3大大会(オリンピック・ワールドカップ・世界選手権)の出場経験が一度も無いタイ。国際舞台ではほぼ無名のチームだが、2007年アジア選手権の最終戦では、日本にストレートで勝利。この最終戦に勝利すれば優勝が決まるはずだった日本にとって非常に痛い1敗を喫した相手だ。しかし、最終結果は8チーム中6位と振るわなかった。
  際立った長身選手はいないが、センターを中心としたアジア特有の速いコンビネーションバレーを得意とし、思い切りのいいプレーで初のオリンピック出場権獲得を狙う。


アルゼンチン

南米代表/南米大陸予選2位 FIVB世界ランキング6位

  かつてはソウルオリンピックで銅メダルを獲得するなどブラジルとともに南米大陸で世界トップクラスの成績を残していたアルゼンチン。2002年に開催された世界選手権以降は新旧交代が進まず、ジュニア世代からの強化に力を入れたベネズエラにその座を奪われ、低迷が続いた。2006年世界選手権ではサンティアゴなど若手選手を積極的に起用し、13位。2007年南米選手権では決勝でブラジルに敗れたものの2位と健闘。続くワールドカップでは7位とあと一歩の成績を残した。
  チームの柱はベテラン・ミリンコビック。身長205cmの高さから打たれる豪快なスパイクはもちろん、精神的な柱としてチームを牽引する。また2007年ワールドカップのベストスコアラーランキング4位のガルシア、19歳の若き司令塔デセッコといった若手選手の活躍にも注目だ。


イタリア

ヨーロッパ代表/ヨーロッパ大陸予選7位 FIVB世界ランキング10位

  2006年世界選手権では5位と惨敗したイタリア。これまで世界選手権では1990年以降5大会中3度優勝と常勝を誇っていただけに、国内のバッシングが相次いだ。2007年ヨーロッパ選手権では6位、ワールドカップの出場権を逃してしまう。続く2008年ヨーロッパ大陸予選は7位。王者イタリアに暗雲が立ち込めた。1976年モントリオールオリンピック以来8大会連続でオリンピック出場を果たしているイタリア。北京オリンピック出場をかけた最後の戦いに全力で挑んで来ることは間違いない。
  攻撃の中心は、2005年度ヨーロッパ最優秀選手賞を受賞したチゾーラ。均整の取れた身体を武器に、両サイド、バックから放たれるスパイク、パワフルなサーブが魅力だ。
  日本対イタリアの2007年対戦成績は2勝2敗。北京オリンピックをかけた戦いで、勝利の女神はどちらに微笑むのか。


アルジェリア

アフリカ代表/アフリカ大陸予選2位 FIVB世界ランキング60位

  2008年アフリカ大陸予選では、準決勝でチュニジアを3-2で破り、続く決勝でも強豪エジプトを相手に最終セットまでもつれ込んだが、惜しくも2-3で敗れ最終結果は2位。大陸予選での北京オリンピック出場権を逃した。
2004年アテネオリンピック世界最終予選では日本と対戦し、3-0で日本が勝利している。前回大会以来日本との対戦はなく、データもあまり無い未知のチームだけに侮れない。中心選手はアフリカ大陸予選で活躍した、アリ・ケルブアとモハメド・シキ。すでに北京オリンピック出場が決定しているアルジェリア女子チームに続き、男女揃っての北京オリンピック出場権獲得となるか。