「北京オリンピック世界最終予選」第5戦

「FIVB北京オリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選」第5戦の対戦相手は、同じアジアの宿敵韓国。北京オリンピック出場権のかかった大一番に挑んだ日本は、セットカウント3-1で韓国を下し、2004年アテネオリンピックに続き2大会連続となるオリンピック出場を決めた。

対戦チーム セット
カウント
1 2 3 4 5
日本 (5勝0敗) 3 25 25 21 25 -
韓国 (2勝3敗) 1 20 19 25 13 -
日本チームのスターティングメンバー(第1セットのみ)

高橋

木村

杉山

荒木

栗原

竹下

リベロ: 佐野

 

 満員の観客が見守る中始まった第1セット。序盤、両チームとも独特の緊張感の中試合が始まった。韓国はフェイントを織り交ぜた攻撃で、日本のレシーブを前後に揺さぶり得点。対する日本は栗原恵のバックスパイクが連続して決まったことをきっかけに、一気に流れに乗り5連続得点。13-10と韓国を引き離した。慌てた韓国はレシーブミスやスパイクミスなど単純なミスを連発。日本は完全に試合の流れを引き寄せた。その後も日本は荒木絵里香のブロード攻撃や、竹下佳江のブロックなどでテンポよく試合を進め終始リードを守り、25-20で第1セットを先取した。

 第2セット、序盤から1点を奪い合う展開。日本はアタッカー全員が強気のスパイクで攻め、対する韓国はぺ,ユナを中心に攻撃を組み立て得点。7-7から日本はエース栗原のバックスパイク、サーブ、フェイントが面白いように決まり5連続得点。12-7と再び大きくリードを奪った。たまらず韓国はタイムアウトを要求し立て直しを図ったが、日本の勢いを止められず点差は開いたまま。日本は19-11の場面で高橋みゆきに代え狩野美雪を投入、又22-15の場面で杉山祥子に代え多治見麻子を投入し、終盤の大切な場面をベテラン勢に託した。一時韓国に追い上げられた場面があったものの、最後は韓国が痛恨のミス。25-19で日本は第2セットを連取した。

 勝負をかけた第3セット、立ち上がりからミスの多い韓国に対し、日本は3連続得点。しかし0-3から韓国キム,セヨンのサーブに日本布陣が崩され4連続失点。再び肩を並べた両者はその後1点を奪い合う激闘となった。13-14の場面から、韓国ぺ,ユナがスパイク、ブロックを連続して決め13-16。日本はわずかにリードを奪われた。奮起した荒木のスパイク、ブロックが連続して決まり15-16。その後も競った場面で荒木のスパイクが決まり18-18。しかし、20-21からぺ,ユナがフェイント、スパイクを決め波に乗った韓国。日本は韓国の勢いを止められず、最後は栗原のスパイクがブロックに捕まり21-25で第3セットを奪われた。

 第4セット、レシーブに粘りの出てきた韓国。対する日本も気持ちを切り替え、気迫のプレー。荒木、栗原を中心にスピードのある攻撃を組み立て3連続得点。6-3とリードを奪った。韓国の軟打とフェイントに苦しめられながらも、何とかレシーブをつなぎリードを守る日本。12-8から木村沙織のサーブで韓国ディフェンスを崩し、そのチャンスを見逃さず強気に攻める日本は、4連続得点に成功。16-8と大きく韓国を引き離した。終盤まで点差は埋まらないまま迎えた24-13、日本のマッチポイント。最後は高橋のフェイントが見事決まり、25-13、セットカウント3-1で日本は韓国に勝利し、北京オリンピックの出場権を獲得した。


FIVB公式試合記録(英語)


監督コメント

「今日も1セット取られる展開だった。5戦ともいろいろな苦しい場面があったが、選手一人一人が対応できた。大きく崩れる場面がなかったのがチームとしての成果だと思う。チームの想いをやっと北京へ運ぶことができた一勝だった。まだチームとしての課題があるので、あと2戦、北京へつなげられる様な戦いをしていきたい。もう一度、拾ってつなぎ、攻撃につなげるチームの形を思い出し、高めていきたい。」