
「FIVB北京オリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選」男子日本大会、初戦の対戦相手は、世界ランキング10位のイタリア。初戦を白星で飾り流れに乗りたい日本だったがフルセットの末、セットカウント2-3で敗北を喫した。
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序盤から激しい打ち合いとなった第1セット。イタリアは速さと高さの攻撃で序盤から一気に攻撃。対する日本も石島雄介や山本隆弘の強打で応戦したが、5-8とイタリアにリードを許した。反撃を試みたい日本だったが、エース越川優が2本連続でイタリアのブロックに捕まり、コートに暗雲が立ち込めた。その後も越川にボールを集め何とか逆転の糸口を掴みたい日本だったが、越川のスパイクが次々と阻まれ6-13と大きくリードを奪われた。しかし、ここから前衛に戻った石島が強打とフェイントで強気に攻め得点し、流れが日本に傾きかけた。その後も日本は粘り強くレシーブをつなぎ、徐々に点差を縮め17-21。しかし、最後まで攻撃の決め手が見つからなかった日本は、20-25で第1セットを奪われた。
第2セット、立ち上がりから松本慶彦、石島がイタリアの高いブロックに捕まりリードを奪われた日本。再び苦しい滑り出しとなった。何とか追いつきたい日本だったが1-2の場面から、山本、石島らが痛恨のスパイクミス。イタリアに5連続得点を許し、1-7と一気に点差をつけられた。何とか流れを変えたい日本は、石島に代えベテラン荻野正二、松本に代え斎藤信治を投入。対するイタリアはズラタノフ,フリスト、フェイ,アレッサンドロを中心に攻撃の手を緩めない。しかし、再びコートに戻った石島のジャンプサーブがイタリア布陣を乱し、チャンスを掴んだ日本。宇佐美がネット際の攻防を制し、繋いだボールを越川が決め、13-14と1点差までつめ寄った。そこからは一進一退の攻防が続き、終盤まで手に汗握る展開が続いた。23-24の場面で越川の渾身のスパイクが決まり24-24、試合はデュースにもつれ込んだ。日本は勝負の場面でエース山本にボールを集め攻撃。頼もしいエースは渾身のスパイクでその期待に応えた。28-28の場面で越川が速さとキレのあるスパイクを決め29-28。そして最後はエース山本のスパイクがイタリアコートに突き刺さり、30-28。日本は第2セットを奪い返した。
第3セット、イタリアの高い攻撃に対しブロックが有効に機能しない日本。序盤からリードを奪われ5-8。再び苦しい滑り出しとなった。その後11-11と同点に追いついた日本は、山本が積極的に攻め一進一退の攻防。20-20と試合後半まで全く点差が開かない。しかし、20-21の場面でズラタノフのサービスエースが決まり、20-22と2点のリードを奪われた日本。だが、苦しい場面で越川が鮮やかにスパイクを決め、21-22。22-23の場面で越川がサービスエースを決め23-23。試合は振り出しに戻った。しかし、ここで越川に痛恨のスパイクミスが出て、23-24。この苦しい場面を石島のスパイクが救い24-24、試合は再びデュースに。ここから1点を奪い合う激しい激闘となった。最後は、28-28の場面でイタリアが2連続ミスを犯し、30-28。日本は第3セットを連取した。
運命の第4セット、序盤から集中力を欠くイタリアはミスを連発。8-6と日本はリードを奪った。しかし、その後サーブで崩され攻撃のリズムを組み立てられない。日本は、コンビミスなども出て3連続失点、8-9とイタリアに逆転を許した。しかし、集中力を失わない日本はここから4連続得点。12-11と再びリードを奪い返した。日本リードのまま試合後半を迎え、16-15の場面から石島、山本が連続してブロックポイントを決め一気に流れに乗った日本。22-16と大きくイタリアを引き離し、悲願の勝利まであと一歩。しかし勝利まであと1点と迫った24-17の場面から、日本はまさかの7連続失点。24-24と追いつかれ試合は3度目のデュースに。苦しい展開で冷静だったのはエース越川。強打を決め、流れを引き戻そうと奮闘。しかし、33-32の場面から日本は3連続得点をイタリアに許し、33-35で第4セットを奪われた。
絶対に負けられない最終セット。どことなく沈んだ雰囲気の日本は立ち上がりから5連続失点。イタリアにリードを許した。流れを変えたい日本は、石島に代え荻野、山本に代え清水、越川に代え福澤達哉、宇佐美に代え朝長孝介を投入。しかし、試合は終始イタリアのリズムで進み6-15と大きくリードを奪われた。生気を失ってしまった日本は、そのまま逆転のチャンスを掴めず、7-15。セットカウント2-3で、大歓声の観客の見守る中ほぼ手中に収めた勝利をイタリアへと譲り渡してしまった。
監督コメント